女性医師も奮闘中!!!

2011年1月アーカイブ

book13

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我が愛する宮崎県が壊滅の危機にさらされています。口蹄疫で牛が、インフルエンザで鶏が、都知事選で東国原知事が、更には火山噴火で宮崎県民が・・。来週冬休みに宮崎に帰ろうというのに不安です。

さて、そんな不安を取り除くべく手に取った1冊がこちら!
「磯野家の相続」長谷川裕雅著です。まぁ宮崎の不安となんら関係ないのですが。

相続。幸い未だ縁のない話ですが、誰しも死を避けられない人間の事情がある限り、残される家族にとっては「相続」は考えておかなければいけません。しかし何だか難しそう。遺産、遺言、相続権・・などなど知れば知るほど意味不明。
しかしこの本はあの磯野家を例に用い非常に分かりやすく説明してくれます。そしてそのたとえがフライデー級に衝撃的。
・もしも波平に愛人と隠し子がいたら・・。
・もしもサザエが波平よりも先に亡くなったら・・。
・もしもカツオが不良になって彼に相続させたくないとしたら・・。
・もしもフネがタマに遺産を残したら・・。
などなどこんな「サザエさん」観てみたいとも思わせます。『さ〜て来週のサザエさんは〜』と次回の予告に『フネです。先日波平が亡くなり遺産分配の話をしていたら、愛人と隠し子がいたようで・・ 』なんて嫌ですよね。

ただ、そんな冗談も交えつつ分かりやすく相続の事を伝えるこの本は名作かもしれません。続

日帰り大分

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どうも、最近時間差で食べるラー油にはまってしまっているTです。
先週はほぼ毎日食べるラー油を食べ、腸の具合が悪い次第です。

1月22日に、日帰りで玉井先生のいる大分に行ってまいりました。
先週にトリアージ学習会を小倉でやりましたが、
その元祖を玉井先生の病院でやっているため、
時々お手伝いに行っております。
2007年から毎月どこかの土曜日に1回、16時半から19時頃まで
A,B,C,Dコースのどれかをやっているという、
僕が目指している継続の極みです。
そんな先生がいるから
己に厳しく攻め続けられます。
実際に自分の病院で開催して、
大分でその学習会を見ると、
やはり継続の賜物、かなり洗練されております。

一つ前のY村先生の投稿に次いでですが、
当院の様に年間6000台の救急車が搬入されてくると、
否が応でも多くの医学的な「死」に直面します。
どうしても「死」というものに
最も触れなければいけない職業であり、
それを目の前で確認しなければいけない
唯一の職業でもあります。
そのため、自分なりの死生観を見出しておかないと
当院のような激しい救急外来では
自分が精神的にやられます。
僕は「外傷」という超短期に死を迎えてしまう可能性のある分野、
「癌」という本人、家族とじっくり死と見詰め合える分野を
救急、外科に携わっていると
両方を現場で毎日の様に体験しております。
そして医者は「生死」というものに対して
何て小さな存在なのだろうといつも思い知らされています。
ただ、特に「外傷」は救える知識・経験があるか無いかで
大きくその人の運命を短時間で変えてしまうかもしれません。
もちろん家族の運命も。
「癌」ももちろん知識・経験は必要ですが、
外傷よりはそれを蓄える時間のゆとりがあります。
その分治療の一環として
本人、家族との信頼関係を構築することに
自分は重点を置いております。

救える外傷患者を少しでも多く、
神様が創った「生」に対する
「死」にほんの少しでも抗えるように。
常に謙虚に前向きに日々精進してまいります。

今回は後半ややシリアスで
長文になってしまい申し訳ございませんでした…。
今後とも宜しくお願いしまっす。

book12

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駅のプラットホームから改札口へ。そこを抜けると、一昔前には温泉地として賑わいを見せていたであろう商業ビルとアーケード街が広がる。冬の週末ということもあってか、今でも観光客で賑わいを見せていたが、その町の外観は昭和という時代を所々に映し出していた・・。

ということで、金曜日に当直をし、そのまま土曜日から熱海に行ってまいりました。もちろん遊びじゃなくて出張で。初めての熱海でしたが、とりあえず遠い。でも温泉にも入れて会議も白熱しました。日曜にN井先生が「ニューヨークから今帰ってきてん」と関西弁で話していたのに対抗して「おれもATAMIから今帰ってきてん」と対抗できなかったのが悔しいですが・・。

さて、本日紹介するのは「弔辞〜劇的な人生に鮮やかな言葉〜」文芸春秋2011,1月号です。
そう、本ではないっす。文芸春秋1月号で特集された企画ですね。様々な有名人の葬式で、友人、先輩、後輩、最愛の人から送られた最期の言葉を集めて紹介しています。45人分も。有名な人では、
・横山ノックへ上岡龍太郎
・赤塚不二夫へタモリ
・荒井注へいかりや長介
・三沢光晴へ徳光和夫
・本田美奈子へ岸谷五郎
・オグリキャップへ小栗孝一
・川村カオリへ水谷豊
・高橋和枝(カツオの声優)へ永井一郎(波平の声優)
などなど。この中で僕がじ〜んと感じたのはいかりや長介や永井一郎でした。

弔辞では読む人と、その故人との最期のお別れの時間が流れます。そこで一つの節目を刻むのです。人間の死はどういうことか。医学的には心拍が停止して瞳孔が開いて・・ってことですが、皆が皆そうではありません。失踪した人、戦争に行って帰ってこなかった人、遭難した人などそういう医学的定義を満たさずとも死を認めなければいけない状況もあります。そんなとき何が死を定義づけるのか。僕は各人が故人との関係性を一旦切ることにあるのではないかと考えます。

よく臨床の現場でも急に家族や知人が亡くなって、突然の事に周囲の人は動揺し、涙し、名を叫び、崩れ落ちる場面に遭遇します。家族に話しかけるのは非常に重いことですが、医療スタッフとしていかに厳かな中、家族や知人に故人の“医学的”な死を認めてもらい、「生きる人」同士の関係を切ってもらうか。その時間が救急の現場でも大切なのではないかなぁと思います。そうして故人の死が最終的に成り立つのではないかと考えるのです。

さぁ、興味持った人は本屋で文芸春秋を手に!続

3羽ガラス・・4羽か

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2007年入職の同期も残り3人・・。今は3人とも麻酔科です☆といってもS田先生は整形外科医で、3か月麻酔科研修しています。そして春から北の大地へ。M本先生も春から北の大地へ旅立ちます・・僕も春からは心エコー研修とNST研修をする予定です。1年後には尾張の国に旅立ちます。そう考えるとみんなそれぞれの能力をさらに高めるべくいろんな方面に散っちゃうわけですね。(もちろん戻ってくる人もいますが。)このモチベーション高い、自由な研修こそ大手町の魅力の一つかもしれません。

3月にはある先生の結婚式でまたみんな再会できますね!楽しみです。

あ!・・・ふとN井先生もまだ残ってる同期ということに気づきました (^-^;;)

M先生は僕より一足先に麻酔科認定医です。書類進んでいるのかなぁ・・。

ユニフォーム

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どうもTです。
男前病院が男前たる理由は色々ありますが、
そのうちの一つがCPA・外傷チームです。
24時間いつでもどこでも
チームに加入している人たちは
メーリングリストでケータイにコールがかかり
院内にやってくる。
僕が学生の時に見た先輩方のその姿は
たまらなく格好良かったです。

ということでそんな格好良い姿を
より格好良くしようと、
ユニフォーム作りを企んでおります。
2月中旬にはチーム全員分完成予定。
乞うご期待!!

トリアージ学習会 in KOKURA

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どうもお久しぶりのTです。
最近何だか異常に忙しくてんてこまいになっておりました。
さて、1月15日に当院看護学院で
第2回トリアージ学習会 in KOKURAを開催しました。
多くの方々に参加していただき、
受講者39人、スタッフ24人とかなりの大人数での
運営となりました。
大分の玉井先生を中心に学習会を行い、
救急隊の方や宮崎県からも来てもらい、
おかげさまでとても充実した学習会になりました。

内容としては、
前半講義、机上シミュレーション、
後半は実技で合計3時間強の比較的短く集中して受けられるコースです。
なかなか普段は実技を交えて
災害時のトリアージの訓練とかは出来ないので
とても勉強になります。

第1回に引き続き、
今回もコースコーディネーターをさせていただきまして、
いやはや1回目も大変でしたが、2回目はもっと大変でした…。
1発屋で終わるのは楽ですが、継続とはどれ程大変か…。
ただし、継続して地盤を固めるのは非常に重要です。
北九州でも災害に備えて
今後も地道に年に2〜3回のペースでやっていきたいと思います。
その為には、一緒にやってくれる仲間がとても大事です。
今回もお手伝いしていただいたスタッフの方々、
大変感謝しております。
これからもご協力を宜しくお願いします。

これからもめげずに他のことも含めて
前に進んで行きます!

book11

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センター試験始りましたね。受験してから早10年が経ちました。宮崎は雪とは縁がなく、交通の心配をしなくて済む点では全国の受験生よりちょっぴり有利だったかも。ただ、雪の心配をしない宮崎と沖縄の受験生はいつも都道府県別成績が46位と47位でしたけど(笑)。今はどうかな・・。

さて11冊目は「エビデンス主義」和田秀樹 著です!
和田先生は精神科医ですが、様々な著書を出しておりTVのコメンテーターとしても有名ですね。この本は題名通りエビデンスを重視しましょう、という内容なんですが、医学的問題だけでなく、日常における社会問題なども実はエビデンスと違う、根拠のない報道が多い!と指摘しております。たとえば↓
・臨床研修制度が始まって一番研修医が減ったのは東京都→研修医の都会集中は間違い!
・未成年の殺人検挙数は減り続けている→少年の凶悪化は間違い!
・高速や新幹線の駅を作った町で栄えた町はこの40年でほとんどない→交通インフラの利益は間違い!
・飲酒運転の厳罰化以降、逆に夜間の死亡事故は増えている→飲酒運転の厳罰化だけでは間違い!
などなど。

もちろん医療では他の分野に比べ、古くからエビデンスには注目されているみたいです。
最近NSTで周術期の多面的介入で患者のQOLを改善し、入院日数を減らそうというプログラムが叫ばれています。ERAS(enhanced recovery after surgery)というのですが、ここで扱われている論文を読むと
・術前下剤をすることは創感染や再手術等合併症を減らさないどころか術後リークや術前脱水を増やす
・術前飲水は2時間前まで問題ない上、空腹感や不安感を減らす
・結腸手術でルーチンの術後ドレーン留置は不要
など、周術期の勉強不足だった僕のイメージに反する情報がたくさんありました。しかも全部2つ以上のRCTを検討したmeta-analysisを踏まえての考察。


どうやらエビデンスとその活かし方には政治的意向やマスメディアの問題が多々影響しているようです。情報があふれ、その分注目を浴びる珍事を大々的に扱うマスコミ、様々な利権や既得権益などなど常に正しい根拠がその情報の背景にあるとは限らないようです。
しかし、ではどの情報が正しくて、どの情報が間違いなのか・・。取捨選択は非常に困難な時代になっています。一度自分が信じた情報を固定しても、柔軟にその知識を校正でき、更新できる姿勢が必要だと思いました。では当直いってこよ〜。  続

book10

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さて10冊目は「神様のカルテ」夏川 草介著 です!現役消化器内科医の先生が書いた小説であり、とある地方の民間病院での様々な出来事を日常的に書いています。この先生、夏目漱石を好み、草枕を愛読してるみたいで、語り口調も多少変なんです。著者のペンネームも夏目漱石にそっくりなナツカワソウスケ。本名でしょうか?

舞台は長野県信州の町。救急車年間6000台ドクターヘリ年間100件受ける民間の救急病院(モデルは相澤病院らしい)で働く5年目消化器内科医 栗原一止の周りで繰り広げられる人間ドラマです。やっぱり実際の先生が書いてるだけあって、救急外来の様子なんかは、大手町病院の当直の様子さながらにリアルです。リアルすぎて、ここまで書いちゃっていいの!?っていうか映画化されるし、これ観た患者さんは救急外来の見方が少し変わるかも、と思うくらいでした。どこの病院も大変なんだなぁと実感させられます。

内容としてはエッセイタッチのフィクションで読みやすいです。特に同じ医療従事者にとっては。2010年本屋大賞第2位受賞作品であり第2弾も販売中。ただ、この本のうたい文句であった『この病院では奇跡が起きる』というほどの奇跡はなかったような・・。

僕は第2弾はいいかなぁ。映画も。原作読んだ後の映画は何か物足りなさを残しますよね。やっぱり原作にある行間のニュアンスが表現できないのでしょうか。 続

新年2度目のICU当直

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今夜もICU当直・・。しかし3連休の最終日で、北九州市の成人式も昨日終わっており救急外来はひっそりしています。噂によると日中は忙しかったみたいですが。集中治療室の患者さんたちも大きな変化なく、明日の朝を迎えることができそうです。

2011年も10日が過ぎました。そもそも正月を実感するのはポストに届く年賀状を手に取る瞬間と、新聞のTV欄を眺めたときぐらいでしょうか。しかし10日も過ぎれば1年を通じて唯一活躍の場を見せていた葉書たちも身を潜め、ブラウン管の中で賑わいを見せた正月特番も一段落し、また普段の日常の訪れを迎えます。
僕は特番は見なかったものの、大学生や高校生のスポーツはついつい観てしまい、バレーにサッカー、駅伝と、今年も多くの感動や勇気をもらいました。やっぱりスポーツは良いですね。大学にいたときには「体力を磨くことが医者になっても役立つ!」と何かの迷信かのように、それだけを部活の位置づけにしていましたが、チームにおけるそれぞれの役割を知り、協調性を磨きつつお互いのコミュニケーションを図る、さらには縦のつながりや横のつながりを育むとともに、その中での個人の振る舞い方を学ぶなどなど、部活は社会を有意義に生き抜いていくための様々な要素を兼ね備えていたように思います。
僕は大学ではバレー部に軽音楽部、現代音楽部、そして国家試験対策委員会といくつか兼部していました。今でもそれぞれの部活の先輩や同期・後輩とも繋がりがあり、医者になってもその繋がりは活きています。

昨日は春高バレー決勝、今日もサッカーの高校選手権決勝で高校生の悔し涙や嬉し涙を眺めつつ、心地よい切なさと懐かしさを感じていました。

そろそろ春の訪れも近そうです。

book9

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新年あけましておめでとうございます☆ことしもブログファンの方、よろしくお願いいたします。
今年の目標は、第3者的視点からの慎重かつ大胆なアプローチです!と言っていた人がいましたが、それってどんなアプローチ??と考えてしまいました(笑)

さて、2011年1冊目は『これから「正義」の話をしよう〜いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル著 です!
もうご存知の方も多いでしょう。そう正義の講義です!ハーバード大学で政治哲学を講義し、講義受講者数の歴代記録を塗り替え、それまでタブーとされていた講義の公開に踏み切った型破りな先生です。しかしサンデル先生の講義の進め方が何とも素晴らしい。聴衆から意見を抽出し、それらを集約しながら同時に討論させつつ進行していく。決してサンデル先生は結論を言わない。疑問を投げかけながら方向つけていく。
東大で特別講義がありましたね。TVで見ましたけど、どっかの学校の先生とか多方面の方々が聞きに来ていたようです。哲学的な勉強以外にも、プレゼンテーションや講義、司会進行のお手本にもなる講義です。

さて、でこの本を買って読んでみたんですが・・。僕にとっては何とも難解な内容でした。全部が難解なわけではないですが、TVのように分かりやすく書かれてはいなかったです。最初はTVと同じようにスムーズに読めるんですが、サンデル先生も書いているうちに哲学書の雰囲気に踏み込んだのか、そのうちもろに哲学の世界へ誘われます。

ってことで、僕はDVDBOXを買っちゃいました。しかし、全7巻計800分超えの大物・・。いつ見終わるのやら。見終わる頃にもう一度本にチャレンジしようかな。   続

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