女性医師も奮闘中!!!

11金澤剛志の最近のブログ記事

どうも、金澤です

今年の9月から総合診療科後期研修プログラムの一環として、

産業医科大学呼吸器内科に2か月半ほど研修に受け入れていただきました。

この場をお借りしてご報告申し上げます。

ER型救急をテイン介している当院にはもちろん嫌というほど呼吸器疾患があふれているわけですが、大学で高度な治療を学んでこいとの心意気で出させていただきました。


呼吸器内科は迎教授が着任されて以降、他大学からの入局者も多く迎えており、将に飛ぶ鳥を落とす勢いの教室で、みなさんが積極的に臨床・研究・教育をしているアカデミックな場所です。


まず着任して驚いたのは疾病構造の違いでした。

当院での疾患は
  1. 誤嚥を含む肺炎
  2. 喘息
  3. COPD
ですが、大学では、
  1. 肺癌
  2. 間質性肺炎
  3. 真菌感染症
と、疾病構造が明らかに違います。

また、当院でも同様ですが、大学でも結核の患者さんを多く見かけます。
さらに、産業医大でもER型救急が展開されるようになったこと、そして同科で肺炎の微生物学的研究を積極的に行っていることから、市中肺炎も少なくありません。

こういった中、病棟医長で昨年度当院でもお世話になった渡橋先生のご指導の下、のびのびと研修をさせていただいておりました。

特に私の志望科を考慮していただいたのか、非常に複雑な病態の結核の患者さんなどを担当させていただき、本当に得難い経験をしあした。

また、初発の肺癌患者さんに病名を告げるところから、外科や放射線科と治療方針を一緒に決めていく流れは、医師としての目と人間としての力量を問われるものであり、そういった意味でも非常に良い経験になりました。


在籍中の10月18日には呼吸器病学会のイベントとしてのセミナーが大学で開催され、ここにもご厚意で参加させていただきました。

セミナーは呼吸器関連の医療機器ブース、レントゲンブース、CTブースに分かれておりましたが、
中でもCTのブースについては同科の内藤先生が臨床推論形式にアレンジされており、CTの所見に留まらず、非常に面白い内容でした。


写真は同科白石先生の解説。

私事ながら白石先生は妻の先輩ということもあり、非常に親切にしていただきました。



私個人の学びとしては、渡橋先生のレントゲンのレクチャーが、身につまされるという意味でも非常に心に刺さりました。


来年も開催されるようなので、ぜひ学生さんは参加されてみると良いかと思います。


そして、大学病院なので当たり前のように毎週大量の学生さんが実習に来ます。
私も接する機会を持たせていただいたのですが、その学生さんたちの真面目さに本当に驚かされました。

2週間で一人の患者さんを担当するのですが、2週目の教授回診前のプレゼンテーションでは、病歴は全て暗記して何も見ずにプレゼンしなければならないのですが、そのスパルタな内容を見事にこなしておられました。

産業医大の未来は本当に明るいです。



2か月半という短い期間でしたが、呼吸器疾患を集中的に勉強でき貴重な時間を過ごさせていただきました。

 

迎教授をはじめ、呼吸器内科スタッフの皆様のご高配にこの場をお借りして篤く御礼申し上げるとともに、
同科のますますのご発展を祈念申し上げます。



 

迎教授とツーショット。

お忙しい中、私にも頻繁に声をおかけくださり、本当にうれしかったです。




呼吸器内科最終日に。

左から2番目の石本先生には当院にも来ていただいており、今後もお世話になることと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。


水俣病集団検診2014

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総合診療科の金澤です。

先週の連休で昨年に引き続き水俣病集団検診に行ってまいりました。

水俣病の認定のための、居住地区制限の緩和を狙った検診になります。

今年2月にも参加し強烈な衝撃を受けたため、今年も志願して参加させていただきました

その時のレポートはこちら。
http://www.kenwakai.gr.jp/igakusei/blog2/otokomae/2014/02/post-388.html

この前のはいわばpilot studyで、今年が本命になります。

水俣病検診の背景については前回のレポートで触れているのでそれをご参照ください。


今回は前回とは規模が違い、病歴上ほぼ間違いのない約500人の患者さんの診断書を作成することになります。

今回は県境を超えて鹿児島県は出水まで行ってまいりました。

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九州新幹線にありがちな荒涼とした駅前。

日にちも一泊二日で、会場は水俣及び天草と合わせて3か所。

北は北海道から全国150人の医師を含めた約250人のスタッフが参加しました。

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当院からは僕のほかに総合診療科後期研修医のS先生、消化器科のH田先生、そして外来看護師さん2人が参。

法人他施設やOBからも参加者がありました。

前回と同じく裁判に耐えうるような詳細な身体所見のレポートを作成します。

今回は病歴を前段階でチェックしていたため、身体所見に集中できましたが、それでも一人平均1時間半かかります。

2日間で私は5人の患者さんを拝見しました。

やはりその症状の深刻さに今年も胸を打たれました。

このような方々が、社会背景にかかわらず救済されることを願っております。


今回の診療では昨年に引き続き、米の山病院の看護師さんに大変お世話になりました。

3年目とは思えない気配りのおかげで、普段と変わらないスムーズな診療ができたと思います。

(お前の診療はスムーズなのか?という突込みはタブー)

肥後さん、どうもありがとうございました!



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闘魂外来!

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こんにちは、knzwです。

秋も更けてまいりまして、紅葉も進んでおります。
皆様紅葉狩りなどいかれましたでしょうか。

私は外部研修先を転々とする日々を送っております。


少し時間がたってしまいましたが、11/14,15に行われました、闘魂外来のレポートです。


今回は土曜の午後からERにて患者さんを診察し、夕方からのお食事会(?)にて振り返りを行い、
翌日の午前中にレクチャーを行うという予定。


当日は忙しい中遠くは鳥取(!)から熱い魂を持った学生さんが参加!

まず最初に簡単な診察技法をチェックしたのちにERに出陣。


最初はなかなか患者さんが来なかったのですが、14時ごろに救急車が集中。

walk inも来院され始め、ERは活気に包まれます。


学生さんたちも必死に問診、身体診察をします。

今回参加してくれた学生さんは非常に勉強熱心で、且つ患者さんを診るという心構えが良かったように思います。

一生懸命頑張って勉強してきたことをなんとか実践で発揮したいという意欲に溢れ、積極的に患者さんから情報を得ようとしますが、

実際の患者さんを前にすると、とたんに緊張が迸り、みるみる脂汗を書いていきます。

電子カルテを打つ手も震え始めます。

でもそれでいいのです!

実際に患者さんを診るというのは、それだけ恐ろしい作業で、そのことを肌で感じることが臨床の第一歩なのです!


といいうわけで、ある程度診察が終わったところで熱血指導医とバトンタッチ。

今回は志水太郎先生、松本謙太郎先生というGalaxyの二大巨頭が小倉まで来てくださいました。

当院の山口先生も加え3人で3グループを指導するスタイル。

私は志水先生グループのお手伝い。

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学生さんたちも必死に診察を観察していました。


大学のポリクリでは初診患者を上級医が診察している場面に出くわすことは少ないため、

なかなか味わえない臨場感であったかと思います。



外来の後は簡単な振り返りの後に、闘魂ナイトカンファレンスへとなだれ込みます。

今回は居酒屋さんの個室で食事を摂りながら巨大ポストイットでカンファを行うという流れ。

このポストイットが秀逸!

書いたものを消さずに済むという意味では、ホワイトボードより能力が高かったです。


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酒も入り講師陣の熱い魂がさく裂し始め、激しい脱線の末にカンファレンスは終了するのでした。


まだ熱が収まらない猛者どもで二次会(写真はなし)に行ったのち、

三次会はラーメンのはずがなぜか小倉名物おでん屋台に。

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いつ帰ったのか覚えてません(汗



2日目はレクチャーの予定だったのですが、学生さんたちの希望にも合わせ、

志水先生のteaching roundと松本先生によるケースカンファを行いました。


二日酔いも何のその、また白熱した議論があり、本当に充実した時間でした。


学生さんたちにとってももちろんですが、普段なかなか外の文化に触れることのない我々にとっても、

多くの新しい気付きのある会であったことは間違いありません。

回を重ねるごとに学生さんは優秀になり、また、姿勢も素晴らしくなっていきます。

年内にはご案内を出せるかと思いますので、お見逃しなく!

(追加の写真はできればアップします・・・。


次回は1月に行う予定ですが、またさらに実りの多い会になることは間違いないかと思います!

闘魂祭り in 健和会男前病院

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総合診療科KNZWです。

ここ半年ぐらいはおとなしく総合診療科医師として働いておりましたが。

心おおらかな大手町病院のおかげで、外部研修に来ております。

産業医大呼吸器内科!

近年大学でも呼吸器科医師は全然足りていない状況の中、
産業医大呼吸器内科は一大勢力を誇っているのであります。

まだ、新しい職場でオーダーもままなりませんが、初期研修医に戻った気分で頑張っております。

受け入れて頂いている産業医大呼吸器内科の皆様に深謝!



ところで、一部の方々はご存知かもしれませんが、

9月23日火曜日に当院で「闘魂祭り」を開催する予定です!


今回は本当に豪華な講師陣で盛り上がること間違いなし!

午前の外来編は締め切ってしまいましたが、

午後のセッション編は未だ若干名の猶予がございます!

まだ23日に暇をしている学生諸君、是非ご応募ください!







病院中心のジェネラリスト

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ご無沙汰しております、総合診療科のKNZWです。
学会の報告とか、勉強会の報告とか、いろいろすっ飛ばしてしまっているうちに、もう新年度になってしまいましたね。

さて、当院総合診療科は以前から積極的研修医教育を打ち出しておるわけですが、どうもそこらへん理解されていないような所があるのです。

どうしたら病院内外に当院総合診療科の研修をアピールできるのか考えていたところ、昨年末の某A木先生宅忘年会で瀬戸内徳洲会病院の朴澤憲和先生に、プライマリ・ケア連合学会若手医師部会の「病院中心のジェネラリスト研修プログラム」に登録してみないかと、願ってもいないお誘いをいただきました。
そこで、試行錯誤を重ね、後期研修募集のweb siteの内用を改定し、ようやく先日ブログに同内容をアップして頂く運びとなりました!

ホームページ:
http://www.kenwakai.gr.jp/later/general.htm

PC学会若手医師部会 病院中心のジェネラリスト研修プログラム ブログ:
http://blog.livedoor.jp/pc_wakate-hospital_based_generalists/

内容は後期研修ですが、もちろん初期研修医にも総合診療科の魂を毎年せっせと注入しております。
これを見て少しでも多くの武闘派内科系ジェネラリストの卵が当院に集まってくれることを期待しております。

朴澤憲和先生、大変遅れてすみませんでした、そして本当にありがとうございます!
これからもお互い頑張っていきましょう!

水俣病検診

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どうも、総合診療科のknzwです。
現在日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)の出席のため、横浜に来ています。
なぜか横浜のほうが温かいです。
そして、JSPEN人多すぎ。

でも今回の報告は別件です。

2/23に同じグループの水俣協同病院が主催する水俣病検診のために、熊本県は水俣まで行ってきました。

清田カンファの終了後すぐに小倉駅に向かい、新幹線で新水俣まで約1時間半。

着いてから食事をしようと思っていたけれど、駅前を見たら余りに何もなくて茫然。

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食事できずに寝なければならないかと思ったけれど、地方の新幹線駅にありがちな光景で、ホテルまで行けばちゃんと周囲にはお店があるのでした。

現地で合流した激熱のN院長と翌日のための診療マニュアルDVDを見たのち、近くの小奇麗な居酒屋で食事。
馬刺しと地元の日本酒「亀萬」が旨すぎてたまらなかったです。


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翌日のことなど考えずに二人で8合開けて爆睡。

ここまではいつもの楽しい出張だったのです。

ここまでは。




翌朝は水俣公民館でオリエンテーション。
診察も公民館の講堂で行うことになります。
講堂には手作りの診察ブースが並びます。


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ボランティアのスタッフは、医者・看護師やその他を合わせて50名以上、今回受診予定の人数を超え、そのことがこの事業の困難さを表しています。
水俣病をライフワークにしておられる地元の医師からのご説明をいただきました。
今回の目的は、水俣病患者として国に認定される地域外の住民で、ハンター・ラッセル症候群(水俣病の病気としての正式な病名)の症状がある人を拾い上げること。
そのために病歴と神経学的所見をできるだけ詳細に記述する必要があるとのことでした。

前日のDVDで普段とっていないような神経学的所見を摂らなければならないことはわかっており、そのためにいろいろと質問した後に各ブースへ。

僕は午前午後で合計2人の患者さんを拝見いたしました。
が、その症状は想像を絶するものでした。

ハンター・ラッセル症候群の症状として、中心性視野狭窄、口周囲及び四肢遠位有意の温痛覚・触覚障害、構音障害、短期記憶障害などが挙げられますが、どれもが、生活の質(QOL)を著しく障害するものだということを、強く実感しました。

しかも彼らの多くは、20年以上も前より自覚症状があるにも関わらず、水俣から遠い地域に住んでいたりすることで治療や支援を受けられず、一方でその症状や水俣病に関連する偏見のために、強い精神的苦痛を強いられて来ているのです。
そして何よりも、そういった人がたくさんおられるのに、その事を今まで知らなかったという事実に打ちのめされたのでした。
もしかしたら、このような症状を持った人が全国にいるにもかかわらず、この病気に対する医療者の無知のために、診断されずに苦しんでいる人がいるかもしれない。
もしかしたら、私の前をそのような患者さんが通り過ぎたことがあったかもしれない。
その事実に愕然としました。

今まで働いてきてもっとも強い衝撃を受けたのですが、正直、私の文章力では患者さんを拝見したときの激しい驚きを伝えきることが出来ません。

でも、公害についての企業や自治体・国の責任とか、そういった小難しい話は置いといて、私が今すぐしなければならないことは、この病気のことをもっと多くの人に知ってもらえるよう努力をすることだと考えて、今キーボードを叩いています。

水俣病の問題はまだまだ終わっておらず、これからも多大な支援が必要だと実感しています。
今後も機会があれば、検診や周知のために出来ることをやっていきたいと思う次第です。

最後に。
私のブースには同じ福岡県の米の山病院の看護師Iさんがついてくださいました。
普段の診察とは異なることをしなければならないためか、1人の診断書を作るのに約2時間かかります。
その間Iさんは本当に丁寧に私のことを助けてくださいました。
この場を借りてお礼を申し上げます。


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